知ってた?「食パン」から「ペペロンチーノ」まで…。意外と分からない略語10選 <パート1>

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略語10選パート1

「ワンチャン」「フロリダ」
若者言葉で使われているこの略語どういう意味か知ってますか?

「ワンチャン」⇒「ワンチャンス」
「これはワンチャンあるかも」「急げばワンチャン間に合う」というような使い方をします。可能性あるかも、ひょっとしたらという意味があるそうです。犬のことを指しているわけはありません。

「フロリダ」⇒「風呂に入るから離脱する」
「フロリダするね」「フロリダ中に何かあった?」というような使い方をします。
フロリダ州に行ったとかどうとかって話してはありません。

さて、若者言葉でなくても、私たちの身の回りには、当たり前のように使っている言葉の中にもたくさんの略語が存在しています。

その中から、意外と感じる略語を10個厳選。
うんちくではないけど、知ってて損はないので、気軽にご覧ください。

カラオケ

空(から)のオーケストラ

カラオケのカラは「空」、オケは「オーケストラ」の略。
楽団・楽隊による生演奏ではなく、レコードやテープで代用することを指し、事前に制作された伴奏を再生し、合唱などをすることだそうです。(ウィキペディアより)

なお反対語は「生オケ(生のオーケストラ:生演奏)」。

浴衣

湯帷子(ゆかたびら)

平安時代の湯帷子(ゆかたびら)がその原型とされるそう。湯帷子は貴族が風呂に入るときに使用したもので、当時は麻が使われていたとのこと。

江戸時代になり日本で木綿が普及し始めると、麻に代わって吸水性のよい木綿の着物が湯上がりに着られるようになり、それが現代の浴衣につながっているんだそうです。

また、本来浴衣は湯上りに身につける部屋着であったため、昼間から浴衣を着て外出することは憚られていたそう。

今となっては、特に夏のおしゃれファッションのようになっていて、彩り鮮やかになっていますよね。

食パン

主食用パン(しゅしょくようぱん)

「美術のデッサンの時に描いた線を消すのに用いるパンを『消しパン』と呼称し、それに対して食用のパンを『食パン』と呼称し始めた」をはじめ、様々な説があるそう。(ウィキペディアより)

主食用パンと言っている人は皆無に等しいため、食パンに正式名称があったなんて思う人はいないと思います。なかなか驚きの略語です。

ペペロンチーノ

アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ

ペペロンチーノって正式名じゃないの?って思いますよね。
しかも略語というよりは、名称の一部でピカソの名前みたいなところがあります。いっそのこと、ペペロンチーノを正式名にしてもいいんじゃないかと。

なお「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」、イタリア語で「アーリオ」はニンニク、「オーリオ」は油(特にオリーブ・オイル)、ペペロンチーノはトウガラシを意味し、これら3つの素材をソースに用いたパスタ料理を指すとのこと。

別名「絶望のパスタ」とイタリアでは呼ばれることがあり、「貧困のどん底にあってもオリーブ油とニンニクと唐辛子さえあればなんとかなるパスタ」との説があるそうです。(ウィキペディアより)

ボールペン

ボール・ポイント・ペン

身近にあふれているボールペンも正式名ではなく略語です。

ペン先に小さな鋼球(ボール)を内蔵し、それが回転することで軸内のインクを出す筆記具で、精密機械でもあるそう。(ウィキペディアより)

英語では “ballpoint pen”(ボールポイントペン)で、それが短くなって、日本ではボールペンと呼んでいるんですね。

シャーペン(シャープペン)

エバー・レディ・シャープ・ペンシル

なんとなくシャープ・ペンシルというのはすぐ想像できそうですが、その前のエバー・レディは「?」って感じですよね。

語源は、1837年頃にアメリカで発売された世界最初の実用シャープペンシルの商標 Eversharpだと言われていて、アメリカではmechanical pencil、イギリスではpropelling pencilというそうです。

なお、電機メーカーの「シャープ」の社名は、シャープペンシルが語源になっているそうです(ウィキペディアより)

経済

経世済民(けいせいさいみん

経済と聞いてもボヤっとしたイメージになりますが、ざっくりいうと生産活動を指すそうです。(ウィキペディアより)。そもそもこの単語を見てもイマイチ、ピンとこないです。

中国の古典に登場する「世の中を治め、人民を救う」ことを意味する経世済民の略で、今とは違って、本来はより広く政治・統治・行政全般を指示する語なんだそうです。

割り勘

割前勘定(わりまえかんじょう

これは簡単にイメージ付きそうですね。「割前」「勘定」の二つ言葉がセットになった単語。

「割前」というのは、金銭の徴収・分配などを各自に割り当てること(goo辞書参照)で、「勘定」は支払と同義。

日本だと頭数で割り算して各自に同等の金額を求めることが多いですが、世界的に見ると、代表者1名が全額を支払うことのほうが多いそうです(ウィキペディアより)

OK

oll korrect(オールコレクト)

all correctの表記ゆれ。正しい (correct)を表す言葉なんだとか。同じ意味の口語的表現として「okie-dokie(オキドキ)」があります。

あまりにも馴染みすぎて、略語かどうか意識するような言葉には感じないですが、こうやって意味が分かると、スッキリした気持ちになります。

なお、英語圏以外にも多く使われ、日本と韓国ではOKの意味はやや狭く、英語の all right に近い意味で使われるそうです(ウィキペディアより)。

AM / PM

ante meridian(アンティ メリディアン) / post meridian(ポスト メリディアン)

AMとPMの正式名を知っている人は、そんなに多くないのではないでしょうか。AMと言われれば午前、PMと言われれば午後、ここまでだと思います。

英語では、午前を「ante meridian」午後を「post meridian」と呼び、「meridien」は正午の意味があるので、「ante(前の)」で正午より前、「post(後ろの)」で正午より後となります。

そういえば、昔コンビニに「am/pm」というのがありましたが、これも由来はAM(午前)とPM(午後)なんですよね。


いかがでしたでしょうか?

既に知っているものから、意外なものまで色々あったと思います。知らないから恥をかくというものではないですが、豆知識程度で知ってても損はありません。

身の回りにある略語を見つけて正式名称を調べる。子どもの自由研究なんかに活用してみてはどうでしょうか?

※画像はイメージ。

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