2007年2月21日に発売。初回発売枚数はわずか258枚。しかしながら、北海道・STVラジオで話題となり、同3月開催のミニライブでは曲を聴いた観客が号泣、徐々に人気を博していった。
母を亡くした杉本が深く落胆している時に杉本の母と文通していたちあき哲也が「吾亦紅」を作詞。 ちあきに杉本が「『吾亦紅』は何と読むのか?」と質問すると、ちあきは「われもこう」と回答。 ちあきの詞に杉本が曲を付けて自ら歌っている。
「吾亦紅」(われもこう)で2007年「第58回NHK紅白歌合戦」に初出場。58歳8ヶ月での初出場は、日本人男性ソロ歌手としては最年長記録(当時)になる。これをきっかけに、すぎもとの歌手・作曲家としての認知を広げた曲。
杉本は「『吾亦紅』を眼を開けて歌うと客が泣いているのが見えて俺も泣けてくるので常に眼を閉じて歌っている」と述べている。
同年12月24日付のオリコン総合チャートで登場34週目にして7位を記録し、初のTOP10入りを果たした。紅白出場後その注目度は一気に高まり、総合チャートでも2位に記録を更新、演歌・歌謡チャートでは15週連続首位を記録するなど、記録的なヒットとなる。
オリジナル盤はすぎもとの写真が使われているジャケットでメロ譜のないものだったが、後に発売されたものは風景写真に差し替えメロ譜が付けられている。収録曲や品番に違いはない。
杉本 真人(すぎもと まさと)
東京都新宿区出身のシンガーソングライター。作曲者としては「杉本眞人」、歌手としては「すぎもとまさと」と表記されることが多い。「響わたる」の別名を用いて楽曲提供を行なっていた時期もある。1990年代より歌手時はサングラス着用。
生誕:1949年4月30日
出身地:東京都新宿区
活動期間:1975年 ~
※ウィキペディア参照
※2020年12月時点の情報