おならも演歌も正式名ではない!? 意外な略語10選 <パート2>

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略語10選パート2

パート1では、食パンやカラオケといった言葉が略語であることを紹介しました。

今回も引き続き、略語の中から気になったもの10個を選んで調査。身近にあるものだけでなく、難しいコンピューター用語までピックアップしています。

覚えておけば、いつかどこかで役に立つかもしれないですよ!

ピアノ

グラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ(gravicembalo col piano e forte )

ピアノの正式名は長く、ピカソの名前のように名称の一部が略語となっています。

強弱を持つチェンバロという意味で別称「洋琴」。名称の「ピアノ」が弱音、「フォルテ」が強音で、それらを出せる鍵盤楽器の一つを指します。

おなら

お鳴らし(おならし)

屁と同義で「お鳴らし」が略されてできた女房言葉。「屁」よりも上品な言い方であるとされていて、およそ室町時代にできた言葉なんだとか。

元来は屁のうち音が鳴ったもののみが「お鳴らし」であるため、江戸時代にこれら音のしない屁を指す「すかしっ屁」という表現ができたそうです。

なお、 イタリアには「オナーラ」という地域があり、韓国の女優に「オ・ナラ」という方がいるそうです。

切手

切符手形(きっぷてがた)

切手は、元々は持参人に表示された商品を引き渡す一種の商品券を意味するもの。当初は「切符手形」と称していたが、その後略されて切手となったようです。

現在では、郵便局での料金前納を証明する証紙であるイメージが強いですが、昔は他の業種でも使われていたとのことです。

レーザー

LASER:Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation(ライト アンプリフィケーション バイ スティミュレイテッド オブ ラジエーション)

「レーザービーム」という使い方で馴染みのある「レーザー」。

Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation(ライト アンプリフィケーション バイ スティミュレイテッド オブ ラジエーション)の頭文字を組み合わせた単語で、「誘導放出による光増幅放射」という意味のようです。

人工的に作られる光で、単一波長の電磁波を発生させることができる装置を指すそうですが、うーん、なかなか難しい単語です。

レーダー

RADAR:Radio Detecting and Ranging(ラジオ ディテクティング アンド レンジング)

「レーザー」と同じように、こちらも単語の頭文字をとったもの。

電波探知測距という意味になるそうで、電波を対象物に向けて発射し、その反射波を測定することにより、対象物までの距離や方向を測る装置を指します。

軍手

軍用手袋(ぐんようてぶくろ)

軍用手袋の略語だなんて驚きですよね。

軍手は旧日本軍の兵士が用いたことに由来しているそうです。起源は江戸時代末期(1844~1860年)頃の近代武装訓練の時に、鉄砲を素手でさわって錆びないように兵士に手袋をさせたことが始まりとされ、明治以降、一層軍隊での需要が高まっていき、この頃から軍手と呼ばれるようになったとそうです。

今となっては畑仕事や引っ越し時の運搬などで使われ、昔の人からしたら想像していなかったでしょうね。

チューハイ

焼酎ハイボール

元々は「焼酎ハイボール」の略語で、甲種焼酎を炭酸水で割ったもののことを指していたとのこと。今では焼酎ベースではなく、ジンまたはウォッカベースのチューハイや炭酸割りではないチューハイなどもあるそう。

なお、チューハイとサワーは、おおむね同一のものとされているが、無糖の炭酸水で割ったもののみをチューハイと呼び、香料や甘味を含む割り材を用いたものはサワーと区別する例もあるんだとか。

コンビーフ

corned beef(塩漬け牛肉)

「corned」とは「塩漬け」という意味になり、コンビーフは「塩漬けの牛肉」となります。

日本では一般にほぐした牛肉の缶詰のことであるが、本来は長期航海用や軍需品として使うための保存食料であるそうです。

USB

Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)

出てきた当初から、これは「USB」という物でデータのやり取りをする装置、という認識が強く、何を指しているかなんて気にしていませんでした。

Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)の頭文字をとった言葉で、コンピュータ等の情報機器に周辺機器を接続するためのシリアルバス規格の1つであるとのこと。

USB 2.0やUSB 3.0が耳馴染みですが、規格としては現在USB4まであります。

演歌

演説歌(えんぜつか)

由来は19世紀末の自由民権運動の時代に遡ります。

演説会に対する監視が強くなった際に、圧力をかわすために政治を風刺する歌として「演説歌」が生まれたとのこと。

なお、音楽理論的には、演歌の定義はなく、楽曲のほとんどのリズムは、ロックで、ジャパニーズ・ソウル(Japanese Soul Music)の異名を持ち、バラードでもあるんだそうです。


いかがでしたでしょうか?

身近なものからコンピューター用語まで、様々なものが略語として存在しています。パート1と併せて豆知識程度にお楽しみください。

※画像はイメージ。

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