映画

元女中のタキが、自身の回想録を元に、かつて奉公していた「赤い三角屋根の小さいおうち」に住んでいた平井家のことを顧みながら、ある「密やかな恋愛」について回顧する物語。

松岡圭祐による推理小説のシリーズ第9巻『万能鑑定士Qの事件簿IX』を原作に映画化。映像版で単体作になるため『事件簿I』からいくつかの要素を織り込み脚色している。

映画の内容は、山崎闇斎が、改暦作業に渋川春海の後見として積極的な役割を果たし、反対派の襲撃を受けて死亡するなど、原作・史実と異なる点があり、このことはエンディングロールのあとで断られている。

「時効」をストーリーの着想の端緒とし、検事を作品の主題として選んでおり、取材には元検察官の郷原信郎が協力している。

舞台となった架空のホテルは、巻末に取材協力団体として紹介されている日本橋の「ロイヤルパークホテル」がモデルになったと推察される。

ユージン・アレンの実生活に触発を受けた内容となっており、フォレスト・ウィテカー演じるアフリカ系アメリカ人のホワイトハウスバトラー（執事）のセシル・ゲインズの視点で、彼の34年の任期中に起こった20世紀の事件が描かれる。

東野圭吾の同名小説を原作とした映画。主演はHey! Say! JUMPの山田涼介。

第40回日本アカデミー賞では6部門受賞、内2部門では最優秀賞、第41回報知映画賞・第31回高崎映画祭・第26回日本映画批評家大賞ではそれぞれ4冠、第38回ヨコハマ映画祭では3冠を達成した。

是枝裕和監督のオリジナル脚本による法廷サスペンス。2017年8月30日より開催の第74回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門への正式出品作品。